最近、日本もインテリアのレベルがそこそこ上がってきて、皆さん上手にされていることもあり、別にもう「紹介」しないでもいいかなーという気持ちでいることも、本ブログ休眠の一因ではあったのですが、私の大好きなアメリカの建材古道具屋Olde Good Thingsをみると、あいかわらず、突き抜けた活動をしていまして、刺激をうけご紹介。
サルベージ、という言い方をするようですが、古い建物から、部品を回収して、再利用のために販売する事業を彼らはやっています。素敵なものだけじゃなくて、「こんなん捨てるだろ」というようなものも回収していて、それなりに需要があるんだろうなと思います。
今回は、スタテン島フェリーの解体。
iSalvaging the Walter Keane Staten Island Ferry
スタテン島フェリーとは何か、を解説するのは大変だ、と思ったら、Wikipediaに載っていました。
1810に開始されたマンハッタン界隈の水路交通だそうですね。この船は1950年位のもので、運航につかわれたあと、刑務所替わりに使われたりしたようです。
それで、このOldeGoodThingsチームの出番。錨、錘、鎖、ベル、船内のベンチやテーブルなどの家具、シンクやシャワーやライトなどの備品をサルベージ。
ライト。こんなのは、また家などに使えそうですね。
その他、彼らの本骨頂・・何に使うんだ、というような大型部品も。プロペラ・・・
ライト。室内には強力すぎ・・・。
ブイ。庭にベンチがわりに・・・
鎖。鎖といっても、ふっといの。
鎖については、リサイクルアイディアがあって、彼らはテーブル足として売っています。
日本は、家も何も、使い捨て・新しいもの大好き文化だから、結構ポイポイ捨ててしまうけど、多少は残してもいいのにな、と思いながら消えてゆく建物なども多いですね。最近東京駅周辺のおしゃれ感が素晴らしいのは、やっぱ東京駅を温存して、また周辺の建物も温存して(上にさらに新しい高層ビルたてたりして)、古いものを生かした味なんだよなーと思う。あんときも、東京駅はつぶしてしまえ、という声が結構多勢だったと思う。
まあ、それはともかく、古い家の部材とかを再利用する流通ルートが、もっと手近にあるといいなとは思います。あるいは、海外のこういう流通に、日本も乗っけてほしいなあと思ったりします。IKEAが北欧(あるいは世界のどこかの一貫製造所)から日本にも輸送して、あの安値で行けるなら、どうして、こういうのはダメなのかなー。まあ、自分でやれ、ということかしら。いつかね。やりたい人いたら声かけてください。
Olde Good Thingsのことは、過去記事に書いたことあります。
アメリカのインテリア・リサイクル事情 ホテルオークラが壊されるそうで・・・。保存を望む声も多かったようだが。となると、気になるのが、あのロビーの装飾…
オンラインショップがあるので、眺めているだけで、一週間くらい遊べる。輸入できるのかなー。
以上