アメリカのインテリア・リサイクル事情

ホテルオークラが壊されるそうで・・・。保存を望む声も多かったようだが。となると、気になるのが、あのロビーの装飾や家具や飾りはどうなるの?ということ。日本はこのあたり、まったくよくわからない。古民家の梁などは、古道具屋にもらわれたりする気配もある。じゃあ洋館などはどうなのかというと、壊してスクラップ・・・なのかな~。日本は、家もビルも20年位で壊してしまう消耗品という意識が強い気がしますし、また、現代の家だと合板ばかりで大した出物はないのかもしれない。あんまり使い回すという発想がないかもしれないですね。

それにくらべて欧米は・・・と言うと、私も詳しくはないが、たまにこのブログでとりあげる古道具アンティーク総合店のOlde Good Things。サイトでブツを眺めるバーチャルショッピングするだけでも、面白いので、右のところにバナーを張ってあります。こちらで、最近、自分の店で扱った商品の再利用例を記事にしているので、そこから紹介します。もうスケールが違う・・。

記事;A little piece of New York City   Posted on July 23, 2015 by Olde Good Things

上のバーは、ニューヨークのCata Restaurant (East Village, 245 Bowery)。このアーチ型の鏡。これは、このアンティーク屋(サルベージ屋ともいう)が、有名歴史的建造物解体時に骨格の使えるものをサルベージして再利用した事例の一つ。この丸いアーチは、ニューヨークの有名な街角、フィフス・アベニューと23番街の交差点にたつ有名な高層ビルの解体時にレスキューした窓枠。下の写真の右下のたてものの最上階にアーチの窓がありますが、それ。これを鏡をはめ込んで。

これらのビルの窓は皆はずされて、このお店では鏡として売っているそうです。そもそも、ビルの窓枠が木なんですね。そういう部分はアメリカはこだわりますね(車のダッシュボードを木でつくったり、部長机は木だし。日本はそのあたりは安っちいアルミサッシでも車はプラでもオフィスはスチール家具でも当たり前という感覚が。)

あ、いや、木枠だけじゃないようだ。この上の正面のビルの窓枠は、銅枠の窓らしいが、それを以下のような鏡に。

何と言うか、この引用元の人も書いているのだが、たぶんニューヨークというと、このビルも良く象徴的に出てくる絵だと思うが、そのニューヨークの心・歴史といったものの一部が、自分の家に残るという、そのレア感。さあ、今ならオンラインで買えるようだ。そんな高くない。欲しいな~。

木もある。これはNYのHerald SquareのHotel McAlpinというところの窓をこのお店が700個サルベージして、鏡にしたもの。オンラインにも一部あるようだが、欲しい人は問い合わせを。以下は、お店のインテリアに使用した例。

窓を700個サルベージ,それに窓以外もドアとか壁とか(注;欧米は木壁をまるごと売り買いしてる→過去記事)、どこに置いとくのだ、と思うが、倉庫がまた広大。また、そこに置いてあるものが、皆欲しいようなものばかり。是非アンティークを探す人は、ここまで行って買ってほしい。こないだ入荷したものの記事が以下。こんなのが近所にあるといいな~。そしたらIKEAなど行かないのだが・・。

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今日の記事:A little piece of New York City   Posted on July 23, 2015 by Olde Good Things

オリジナルサイト Architectural Salvage Online Store, Buy Altered Antiques | OGTstore.com

アメリカのインテリア・リサイクル事情」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 内装事例:アンティークを活用したすてきなお宅。 | 海外インテリアブログ紹介

  2. ピンバック: 内装事例:ビンテージ小物を活用したすてきなお宅。 | 海外インテリアブログ紹介

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