原題は「Why it works」どうして上手くいくのか?というような意味となりますが、アビゲイルが試みにはじめてるコーナー。我々、インテリアの写真、人の家の写真などをみて、良い部屋だ、良くない部屋だ、と言いますが、一体何が良くて、何が良くないのか?
部屋の写真を一つとりあげて、それを、インテリア・デザイナーのプロのアビゲイルさんが解説してくれる、というコーナーです。数回前に「部屋の読み方」というシリーズもありましたが、それのバージョン違いの、課題型レッスンコーナーです。
課題は、下の写真。まずは自分で色々思ってみる・・・。
いわゆる、モダンなインテリア(今、モダンって言葉は、昭和レトロ風とか、あの高度成長期に流行ったインテリアの事を指す、っていう感覚でいいのだろうか?モダン、って元々「今風」って意味の筈だと思うけれども。ずれてきたということなんでしょうか。ここらへん、実は良く理解してない私)。
アビゲイル・ブログ常連なら、これは彼女の好きそうなスタイルなんじゃないかと思うけれど、やはりそうで、彼女も、この部屋は「シンプルで美しい」という例として取り上げたようだ。
でも、一体何が効いているのか? (以下引用)
- とにかく先ず真っ先に、カラーパレット(使用される色の範囲)が制限されていて、すべてのものが調和して溶け込んでる。
- 注目ポイント(訳注、焦点となるポイント)。必ず、一つだけでなく、一つ以上作って目を楽しませること。この部屋だと、ソファが一番の注目点だけれども、視線はデスクや、次に部屋の構造に目が行き、部屋の中で視線が方々に動き回る。
- レイヤー。多ければ多い方が、魅力ある部屋になる。カラーパレットが制限されているので、レイヤーがいくら多くても大丈夫。
- 生き生きとしたリズム。部屋の中では、ものが皆同じ高さ、というのは、退屈に感じられる。垂直方向に、例えば、上の部屋だと、ランプで変化を付ける。大きな装飾品の前に、小さな装飾品を重ねる。そうすると、生き生きとした魅力的なリズムが生まれる。
「わかれば、簡単でしょ?」とアビゲイルは最後に締めておりますが、なかなか難しいものです。しかし、勉強になります~。
なかなか、こういう風に具体的に、プロが解説してくれるのって、(もっと型にはまった教科書通りの定石な事以外だと)あまり見たことない。
これは、2週間ほど前の記事だけど、今日、またこのシリーズの第2段が投稿されてたので、また明日以降、紹介します。こういう勉強も、たまにはいい。
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今日の記事 :Why it works | Abigail Ahern.
オリジナルサイト Original Site:アビゲイル・アハーン のブログ http://abigailahern.wordpress.com/
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