今日はアビゲイルがRatedPeople.comというサイトに投稿した記事から。
Putting the elegance back in | Rated People BlogRated People Blog.
我々素人が、外国インテリアや家を見て「もう全然違う」「家丸ごととっかえないと不可能」と思うのは、レンガ造りとか暖炉とか、っていうのもあるけれど、壁とか天井などのいかにもヨーロッパっぽい(?)装飾的な造形が、自分の部屋には無いし。っていうのがある。今日は、その造形(モールディングとか言うんだが、日本語だと、辞書によると「くり形」というらしい)のイロハをアビゲイルさんが解説してくれた、この記事、素人の私的には「へー良く分かりました」と勉強になったので、参考までに。
現代建築のそっけない四角い部屋でも、近代のツールやリサイクル品なんかで、これらの造形物をお手頃に取り込めて、エレガンスを演出できるようになっているので、我々も少し取り込んでみたら、というのが、記事の趣旨です。それで、使える造作を解説してくれてる。
①ピクチャー・レール
ピクチャーレールっていうと、一つの意味としては、日本でもよくマンションなんかに絵を描けるために(穴をあけないように、というためなのか)、横にバーを通して額縁をぶら下げたりなんかする、結構無機質なレールの事だったりするけど、ここでアビゲイルが言うのは、違うようだ。上の写真のように、天井の上端から普通は4分の1位の高さに横に設置する水平のモールディング飾りらしい。これだけで、部屋が豪華になる、と。(上の写真は、その上の造形が派手だけどね).
②Dado レール(多分、日本語では、腰板?)
これは、壁の下から3分の1位の腰位置につける水平の造作。上の写真だと、下半分が腰板みたいに、タイルみたいな素材に変えているけど、下の写真みたいに、線だけつけるやりかたもあるようだ。ピクチャーレールも、Dadoレールも、アビゲイル流に言うと、ただの何もない壁より、これらの線により視線が、部屋のなかを動くようになるから良いのだ、ということらしい(アビゲイルは、御存知、部屋の中の視点が多ければ多いほど魅力的な部屋になる、という理論でデザインしている方なので)。小さい部屋では、特に効果がある、ということだ。
③天井華(?私製造語です)Ceiling Rose
上の写真の、ランプの根元にある、天井の丸い造形。Ceiling Roseでグーグル検索すると、画像でいっぱい出てくる。部屋の真ん中にペンダントやシャンデリアをぶらさげる場合には良いし、電気がなくても、この丸い造形だけでも面白い効果がある、と勧めてる。視線を、上の方に持ってくることが出来るし、天井が高く見えるってことらしい。
④マントルピース (暖炉)
先日話題にでたマントルピースですが、お宅拝見でも、たまに、暖炉なんてない壁に、マントルピースだけ設置したり、最近は、暖炉は使わないでつぶして、マントルピースの暖炉の所はふさいでものを飾ったりする、ってことをやってる家も多い。
アビゲイルも、暖炉の煙突はなくても、棚・飾りとして活用するのを勧めてる。素材もデザインも、色々あるみたいだ。
⑤Coving (専門用語分からないが、天井縁にあるでこぼこしたモールディングの装飾のこと)
これも、面白い味を足すことができる手法らしい。昔は、漆喰でつくっていた造形なので、それなりの内装やさんに頼むしかなかったようだが、最近はポリスチレンや紙素材でも部材が売っているので、簡単にとりつけられるらしい。狭い部屋には狭いCovingを選ぶようにとのアドバイス。
こういうのって、やるとしても、リフォームなどの際に大がかりにやらないといけないのかと思ってたんだけど、先日、私もいつも参考にしてる(このブログにもよく有益なコメントを頂く)おしゃれ部屋エバンジェリスト◆千葉まどかさんのブログの記事(すみません、いつも引用して。)に、この手のモールディングの専門店を紹介した記事があって、「こんなのを買って張り付けた上でペンキ塗ってしまえば、出来るんじゃないか?」と思い始めていたところでした。
ドアをモールディングで海外インテリア化したい | インテリアショップ | 海外インテリア実践!ブログ | Nest Interior.
モールディングの館 みはしに潜入 ※胸ヤケ注意 | インテリアショップ | 海外インテリア実践!ブログ | Nest Interior.
壁紙や壁のペンキ塗りなんかと同じ位、自分で手軽にできそうじゃないですか。なんか、こういう造形って、ベルサイユ宮殿風ロココ風インテリア(と私が勝手に呼んでる)みたいな、ちょっと前の日本でたまーに見かけた、シャンデリアなんかが悪趣味にぶら下がってる胸焼け系インテリアでしか使わないものだ、という頭がありましたが、ここはもっと先入観から解き放たれてみないといけないかもしれないですね。アビゲイルも、今改装中の自宅で、廊下なんかに、このピクチャーレールとかDadoレールを導入してるそうだ。まだ彼女の新インテリアが出てこないですが、大分以前と変わってるらしいし、彼女の趣味にも変化が出てきているそうだ・・・というような話はまた改めて紹介したいです。
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今日の記事 :Putting the elegance back in | Rated People BlogRated People Blog.
ご紹介ありがとうございます(^-^)/
Ceiling Roseは、日本ではよく「メダリオン」って呼ばれてるみたいですよ。英語的に合ってるのかは謎。
確かに、こういう装飾って、ベルサイユ宮殿風ロココ調悪趣味胸焼け系インテリアのイメージが強いですが、海外でクール系・かっこいい系インテリアの人もミックスするアイテムとして積極的に取り入れてるのがセンスいいんですよね~。