アビゲイルのブログから、脇道で英国テレビドラマなど

御存知アビゲイルはロンドン在住、彼女のお店もロンドンにあります。今、世界の文化の中心というと、ニューヨークかな、という感じですが(念のため、日本、は既に圏外。とくに受信は、アジア他国の方が完璧進んでる)、ロンドン、即ちイギリスっていうのは、島国ながら、英語圏ということで、テレビドラマ業界では、アメリカとは一味違う独自の位置を保っているな、というのが実感です。イギリスって、人はローカル、町は古さが残り、田舎など、大昔から変わらないような田園だったりする、ヨーロッパのローカルな国ながら、昔の英語圏文化を背負ってきたためか、単に英語というグローバル言語の持つ優位性か、BBCのドラマはクオリティが高いものも多い。

最近ハマっているドラマは、シャーロック。

 

これは、シャーロックホームズ原作に忠実に現代バージョンに移行したTVドラマ、といっても、90分物x3本がワンシーズンの、ほとんど映画、な感じのBBCTVドラマです。当然ベーカーストリートの再現はもちろん、主要登場人物のキャラクタ・背景等々、原作を引き継ぎながらも、彼らが現代に居たとしたらどうなるか、という状況設定を盛り込んだ、ホームズファンにはたまらない設定になっていますが、原作を知らずとも、ユーモアたっぷりながら謎解きも現代風にアレンジしつつ、人物設定や心情描写、せりふ回し、今の時代の感覚などが混じり、レベル一級のエンターテイメントとなっている。イギリスの町なみや部屋内装、あるいはイギリスの旧市街の古びた味を残しながら、新しい町や若者、ブログ(ワトソンはブログをやって冒険を綴ってる)やホームズが駆使するスマホ、ドラマ撮影のカメラワークや特殊効果など、ハイテクを盛り込んで、現代感覚ながらも地に足がついた(設定等)リアルなドラマとなっている。ホームズ、ワトソンの人物性格設定や、なぜ互いに魅かれあうか(ちょっとホモっ気が入ってる)、などの性格・感情描写のリアリティが特にしっかりしてるのは、ほんと、優良な海外ドラマの特徴だと思います。日本ドラマとは、もう比較にすらならない、のは仕方なくて、かかってるお金が違う。それは、ひとえに、売る市場のデカさが違うからであります。

あれ・・・なんでシャーロックの話をしてるんだっけ・・・・。あ、そうそう。アビゲイルがロンドンで、でしたね。

今日のアビゲイルの記事は、特に主題はないんですが、自宅改造の最中で多忙な合間に、夜くつろごうと思って、テレビのインテリア番組見たら、メチャクチャイラついた、って話題だったので、何かTV番組ネタになってしまいました。

Flash sale LIVE at 10 | Abigail Ahern.

一日の終わりに、腰をおろして新しいインテリア番組をみようと思ったわけ(疲れた自分を元気づけてくれると思ったわけです)。全くの思い違い!!もう、ダメダメダメ。何でテレビで良いインテリア番組がないの?(訳注:イギリスです)ある司会者が「床の色と壁の色を同じにするのは、やめましょう」なんて言った時には、ウィスキーでも飲まないとやってられない!マジ?!(訳注:以前英語レッスンで出た Seriously? がこういう状況で使われます)。 ホントやめてよ、それって最高カッコいいことでしょ?司会者や番組って、思いもかけないような素晴らしい部屋を見せてくれるべきなんじゃないの?(訳注:このあと、料理番組はキッチリやってるのに、インテリアは・・ブツブツ、と言ってます。イギリスで料理番組が健闘してるんでしょうかね…あのイギリスで)。でも実際は、何もかもが普通。そして、「うえっ」って感じ。心がピクリとも動かないし、カッコいい部屋で何度も舐めるように再生して見直したい、なんて事もなし。

だって。具体的に何かわからないけど、なんとなく、言いたい事は分かる。そういえば、アビゲイルのブログに出てくる、Grahamって、アビゲイルの同居パートナーなのかな。写真家のグラハム・アトキンス・ヒューズ(Graham Atkins Hughes)氏Interior, Lifestyle and Fashion Photographer, London.は彼女のお店などの専属カメラマンだけど。インテリアデザイナーとカメラマンカップル、っていうのは、ある意味黄金カップルなんでしょうね。(後日追記:これ、全然違うかも。アビゲイルの旦那さんは、確かあんまりインテリアに関心がなかったような気がしたし、勘違い)

写真はアビゲイルの、待合室っぽい所で、犬ランプがペアである処が特徴。

話戻って、

海外ドラマの、セットのインテリア、なんてのの凝り度合いも、(日本とは比べる気すら起きないが)すごくて、そんなのを見て面白がるのも、海外ドラマの面白い所です。こっちは見て楽しむだけですけど、そういうプロップをそろえるインテリア担当のスタッフも、力入れて働いてる、そしてそれがドラマの質に明確に関わってるってのが分かる。こういうのも、どうなんですかね、日本のアマちゃんもこじんまりといいけど。映像技術・表現ってのがお金をかければどこまで出来るのか、っていう芸術表現というスキル・ノウハウ・人材が、世界と日本は格差が追いつかない位になってるなーというのが最近の実感です。

シャーロック・ベーカーストリートの部屋のインテリア。ロンドン感が。壁紙が特に。ホームズ(左)の座る椅子は、現代の椅子。ちらかってるのは、原作でもホームズの部屋は散らかり放題だった、というのをベースにしてる。小物や汚れ感なんかも、プロップ担当者の力の見せ所。

 

あ、シャーロック(も含め、セリフ回しが良いドラマは全て)、見るなら、絶対、吹き替えはダメダメ!!!もう、日本語吹き替えってのは、撲滅運動をしたい位、すべからく最悪。とくに、シャーロック役は、声が超セクシーなのが味だし。せめて日本語字幕で見るべし。字幕版発売のタイムラグ・・・が何年かあるよね・・・もう文化的に日本は鎖国状態だな、と思います、最近。中国でのシャーロックブームとか、もうリアルタイムでメチャ盛り上がってますよ、世界のファンダムと。ほんと、差は、単なる「英語」なんですよね・・・・(いや、日本特有の著作権とかそういう古臭い体制もあるようだが)。ネットでも結構リアルな情報はゲットできます。やりませう、英語。楽しいよ!!!

“What is it like in your funny little brains? It must be so boring.” (1’17)

LOVE IT!!!

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今日の記事 :Flash sale LIVE at 10 | Abigail Ahern.

オリジナルサイト Original Site:アビゲイル・アハーン のブログ http://abigailahern.wordpress.com/

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アビゲイルのブログから、脇道で英国テレビドラマなど」への2件のフィードバック

  1. 関係ないんだけど、大阪の、文楽縮小して、でっかいプール作って観光客呼ぶぜ!っての思い出しました。日本人てなんかそうゆうお金のかけ方ですよね。
    もっと関係ないんですが、オリンピックまでに間に合わせようと、英会話を習い始めた私。

    • 文楽って、結構エロもあり下世話もあり、でとっつきやすいんですよね。国や府の助成金っていっても、一億円位の話みたいだし、ほんとは宣伝とか若手スター養成なんかで、自分で儲けられるレベルの額なんですよねー。歌舞伎は結構頑張ってるから、文楽も何とかならんか、と思います。
      英語、是非共にがんばりましょう!好きなテレビドラマを、日本語と英語の字幕を対比させながら舐めるように繰り返し見る、っていうのがお勧めですけど・・・。セリフを自分で言える位に・・。

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