自宅でヨガ教室をやっているキャサリンさんカップルのお宅。まあ、本人らには何ですが、そんなすごいインテリアではないのですが、建築的入れ物が面白いのと、使い方が、欧米にしては斬新な(=我々にはごく普通の)部屋の多目的づかいな例として、取り上げてみます。
Catherine and Georgi’s CASA VEDA House Tour | Apartment Therapy.
この部屋は、シカゴの賃貸、80平米のお宅ですが、一番下の写真にあるように、ビルの角に位置し、出窓風なコーナーと、そこと仕切る木の柱状構造物が特徴的な部屋となっています。(口が悪い言い方してしまえば、それ以外はそんなに特筆すべき所はないとも。)。
キャサリンはヨガ講師(サイト→CASA VEDA)で、この上の部屋でヨガ教室をやっておられるわけです。よって、ここは常にフロアをフリーにできないといけない。上の写真のコースター付き本棚みたいなのが、可動式家具として、時にはデスク、時には食事テーブルとなり、このヨガフロアで活用するわけです。
我々、布団をかたづけて、客間に、なんてのは普通ですが、据え置き家具文化の欧米では、結構こういうのも斬新なのでしょう。コースターテーブル、なんて、我々から見ると、「もっと使い勝手良い可動式家具、あるぜ」なんて教えたくなりますが。
個人的には、部屋を仕切る、木の柱の造形品(これはもともと建物についていたものらしい(その右の鏡部分と共に。もと、教会か?)が面白いな、と。それで、この部屋のスピリチュアル感が、もたらされている。ワンルームで部屋の仕切りなし、な間取りが日本でも大流行ですがこういう曖昧な区分けによって、大きく雰囲気を変えられるという例ではないかと。これはDIYでも作れそうなレベルだし。
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今日の記事:Catherine and Georgi’s CASA VEDA House Tour | Apartment Therapy.
オリジナルサイト:アパートメント・セラピー:おうちツアー
ほかの写真は、サイトのEnter House Tour というオレンジのリンクから。
<今日のビンテージ>タイタニック・オーナーの所持品のテーブル
いや、このサイトは、そんな歴史発掘する気持ちはないですが、たまたま・・・
タイタニックのオーナー(それも、金のため救命ボートの数を減らした本人のくせに、タイタニックからちゃっかり生還したらしい←出典:WIKIPEDIA)の机です。Price: £3,450.00です。
海外のビンテージの取引は、日本とはけた違いですが、それは何でなんですかね。やはり運賃の壁?でもヨーロッパ・アメリカ間だって、船ですよね。日本なんて、ビンテージ家具・建具市場はホント未開の地なんじゃないですか。なんで、先住メーカー(住宅展示場に出てくるメーカー)とか、水周りはTOTO/INAXとかそういう所だけからしか選べない、というのに、我々は我慢しているのでしょうか。IKEAは、そういう意味では、システムキッチンなどから、そこらへんの風穴を開けてくれていると思うと、がんばれーと思います。本当に、ちょっとした輸入障壁や言語障壁の問題なら、どなたかやらないですか。手伝いますので、いつでも連絡ください。