先日のポストで、日本男子の好きな、ミニマル・荒削りで無駄を省いたスタイルの象徴の一つである、流しに足がついただけのミニマル台所、に突っ込みをいれていました。これ、この方だけでなくて、この手のコンクリ壁天井むき出しリノベに頻出アイテムなんです。
今日の記事は、ワシントンの倉庫住まい家族の、似たジャンル(しかし何か違う)倉庫住宅です。ミニマル台所だけど住んでる感じがあるっていう事例として、参考になるかも。
Virginia & Kelly’s Industrial Loft in DC House Tour | Apartment Therapy.
バージニアさんとKellyさんはともにアート系です。
流しだけ、カウンターにはめ込んで、足元には何にも小物をおかず、レストランのカウンターのような風情になっている。コンロは右の方にある。左の方は、下に。ダイニングと。
他の部屋も、同じフロア内でつながってる。張りぼての壁で、アトリエや子供部屋部分は別に仕切っている(上や下の白い壁の部分)。
もともと、誰かのアトリエでガランとした倉庫だったのを、自分で考えて台所を設置したり天井はがして梁を出したりと、手をいれたようだ。台所は全部DIYなんですって。
<今日のビンテージ> キッチンということで・・・歴史を感じる一品。
1930年代のシステムキッチン(ニューヨーク)。
今と同じですね!!1930年代ですよ!昭和10年前後ですよ!日本では、ステンレス流し台は、1960年位から普及したそうです(キッチン・バス工業会より)。この手の家ものについては、欧米の近代化は、日本のはるか先を行っていて、戦前の小説なんかでも、電話はあたりまえ、ビルの入り口から各階住居への呼び出し・解錠なんかの仕組みも普通にあったみたいですもん。上のも、右のはオーブンみたいだし。今と変わらない。まーよくリサイクルするなー。日本なら、撤去、速攻ゴミ行きだと思いますが。
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今日の記事:Virginia & Kelly’s Industrial Loft in DC House Tour | Apartment Therapy.
オリジナルサイト:アパートメント・セラピー:おうちツアー
ほかの写真は、サイトのEnter House Tour というオレンジのリンクから。