Drapery versus blinds debate | Abigail Ahern.
Abigailさんの部屋の写真はこれまでの記事にも何度か出ていますが、「カーテンがない」。
家で開催しているデザイン・スクールの生徒さん達からも、素朴な疑問「どうしてカーテンがないの?」と聞かれるらしい。
一般的には、インテリアデザイナーが、部屋の雰囲気やグレードを上げる最もお手軽で効果的な方法として、カーテン等の窓の装飾をあげるだろうから、今日はその点についての、自分のジレンマを話しましょう、ということです。
何でも、彼女がアメリカで雇われインテリアデザイナーとして、いろんな家を手掛けてきたときに、どの家の住人もカーテンにこだわりまくってたらしく、そのトラウマらしい。「pelmets, valances, swags and tails」にこだわる。これらは、カーテン用語なんでしょう。あんまり知らないけど、こういうのの各パーツ。
それで、笑ってしまうのが、この手の「Ruched and puffed up things that looked like some bad prom dress(悪趣味なプロムドレスみたいなフリフリな)」なカーテンをやりすぎて、拒否反応が、と言っている。
プロムっていうのが、アメリカンドラマを見る際の必須知識の一つですが、アメリカの高校の卒業パーティの事。人生の大イベントで、ここで女の子はプロムドレスという、プロムでしか着ないんじゃないかというようなフリフリのドレスを着て、彼氏が迎えに来て、ペアで学校ホールに出向く。プロムに誰と行くか、とか何を着るか、誰がプロムのQueenになるか(ベストカップル賞みたいなもので、普通は金髪チアリーダー女子とアメフトキャプテンのアメリカ理想カップルみたいなのが取る)とか、プロムの後で車中初体験の思い出、とかそういうのが、アメリカ人の青春の思い出の2割位を占め(あくまでTV中のイメージです)、ドラマや映画でも頻出のテーマです。
そのドレスというのが、こっちから見ると「え~。。。」というような悪趣味で。日本には、ロングドレスとか、背中があいたドレスを着る風習というか機会がゼロですが、アメリカは、普通にディナーやデートでも、ドレスに着替えたりするようなので(情報源:TVドラマ)、そこらへんの感覚は違うのでしょうが。でも、それにしても、そんな大げさなドレス、どこで着る?というような。まあ、我々も成人式なんかで振袖着たりするので、同じか。
こんな。腕のコサージュが彼氏とおそろい、とかそんなお約束が。
カーテンからこんな話題に。上のドレスは、まだ良い方じゃないかと。Abigailさんの言う、悪趣味なProm Dressっていうと、こんなのか?大分カーテンっぽくなったでしょうか・・・。
(翌日以下の2個の写真を追加。より強烈に悪趣味なカーテン調を探してみました!)
ということで、Abigailさんの窓に関するアドバイスは、あんまりさえなくて、パターンを取り入れてみたら(したの写真)、あるいは色をさし色してみる、とかブラインドも悪くない、とか、とサイトに多少写真をピックアップしてくれていますが、あまり具体的アドバイスはなし。
Photography from abigailahern.wordpress.com/
ご自分の家については
- 窓のカーテンをやりすぎると、閉塞感がある気がする。
- カーテンアレルギーがある(今克服努力中)
- 庭が綺麗すぎて、カーテンがいらない(庭のプライバシーがあるので出来る)。夜も、庭にライトをつけるので、カーテンはいらない。
- ベッドルームやバスルームなどには、すごく薄~いブラインドを一枚(訳注:紗みたいなの?)かけて、柔らかい光を取り込みつつプライバシーを保っている。
ということのようです。
今後に期待、ということでしょうか。今日は、アメリカ文化の勉強みたいになりました。
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今日の記事 :Drapery versus blinds debate | Abigail Ahern.
オリジナルサイト Original Site:アビゲイル・アハーン のブログ http://abigailahern.wordpress.com/