6月7日は、Abigailさんはガーデンについてブログをしています。
Talking gardens | Abigail Ahern.
Abigailさん流ガーデニングのコツは、やっぱり部屋のインテリアと同じように考えるということのようで、まずは「色味を抑える」。
ここ日本でガーデニングというと、色とりどりの花があふれる庭、っていうのが良しと思いますが、Abigailさんのはちょっと違うみたいです。「色がいろいろあると、ゴチャゴチャに見えるけれども、色味を美しく抑えればその方がインパクトがある」だそうです。
今回は、おろそかになりがちな、アプローチの方の緑の話をしています。
彼女いわく「I am drawn to box.」 =(訳)私が魅かれるのは、Boxだ。
ここで、BOXってなんだ?と思う私。辞書をみると、以下のような意味があるようで、一言でいうと、植え込み植物ってことですね。よくベルサイユ宮殿とかで、丸とか円錐に刈り込まれた植物。
BOX, American Heritage® Dictionary of the English Language, Fourth Edition
- n. Any of several evergreen shrubs or trees of the genus Buxus, especially the Eurasian species B. sempervirens, having opposite, leathery, simple leaves and clusters of unisexual flowers. It is widely grown as a hedge plant.
- n. The hard, light yellow wood of these plants, used to make musical instruments, rulers, inlays, and engraving blocks.
- n. Any of several other shrubs or trees with similar foliage or timber.
なんでも、刈り込み植木だと、彼女的には中世風とか宮殿風の洗練されたイメージがあるようだ。彼女のピックアップした写真をみると、こういうのがBoxか、とわかりますね。
うーん、日本だと、田舎の庄屋の植え込みを思い浮かべるけれどもね。植え込みに関しては、日本の方が先進国なんじゃ。ということもないか。映画シザーハンズ(米、1990)というのもあったし。(ジョニーデップは、このころから弾けていた)。
児童文学の古典のグリーンノウシリーズも、人間とか動物型の庭木が動く話でした。
あんまりガーデニングには、刈り込みは登場してこない気がするけれど、刈り込み系のグリーンは日本家屋・日本庭園、ガーデニングはイングリッシュガーデン(ボウボウした草原っぽいの)っていう2極構図で発想するのはやめてみてもいいですね。
最後は、彼女自身の裏庭の話。
これの左の写真。
なんでも、家の壁を2階分取り外して、一日中庭が目に入るようになったので、庭のインテリア?を色々考えるようになったんだとか。
ここでも、インテリア(室内)と同じ発想が。
こぎれいで整理された場所にはしたくなかった。わかりにくい、足を踏み入れたら何か目の前にあるのか見えないような場所にしようとおもった。最初木は1本だったんだけれども、今は10本も!まっすぐ通り道はなし、ジャスミンやスイカズラ、ライラック、ハーブなど香りのある植物が沢山、小さい椅子コーナーが沢山。
室内も、動線は曲がっている方がいい、という主義のようなので。
ほんと、お庭が気持ちよさそうで。家の中から見てるだけでも。
色とりどりの花にもあこがれますけどね。でも、確かに、そういうのは、実際、花の季節以外には、裏でオフシーズン控え選手みたいにたくさんの草花や苗を管理したりしてるわけで、表とは別の、見苦しい作業場が裏にあってこその世界で、植物管理が好きな人しか無理なのかもしれません。
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今日の記事:
Talking gardens | Abigail Ahern.
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