デザイナーCorrado di Byaze氏のお部屋、パリ
昨日、1L・D・K(点があるのは、部屋が別々ってことを言いたい)の家を見たので、今日は別のパリの1LDK。これは、ちょっと前のAbigailさんの記事からの引用です。
Small is beautiful | Abigail Ahern.
まずはAbigailさんの講義から。
小さいことは美しい。皆んなそれは知っている。大きな間取りの部屋のインテリアのデザインをしてる時も、一つの隙間だらけの空間にしないで、小さいスペースをたくさん(訳注:zillion..ってそれはおおげさじゃ。)作って居心地良くしたいものです。正直に言って、このインテリアデザインの仕事を長年やってきているけど、オープンスペースで、(レイヤー(多重、多層)になったり、小さな区画がたくさんある多次元になってないもので)好きなのは、一個も思いつかない。巨大なソファー1こと椅子がいくつかの部屋、私はまったく御免。隅っこ、レイヤー、そしていくつもの焦点となるポイントが私は欲しい。だから、小スペースは、私にとっては天国。
と、Abigailさんの主張が。ソファー1個のオープンプラン。
全然ダメ。(Abigail心の声)
Boring..飽き飽き。。(Abigail心の声)
ってところでしょうか。いわゆる、解放感のある。スッキリシンプル。洗練された。風が通るような部屋。そして白っぽく日が降り注ぐ。こんな家住んでみたい~と思ったりするような、金持ち住居ですけどね。確かに一日いたら、飽きるかも。メイド付きでないと、こんな広いところ掃除する自分はとても想像できないし(というか、掃除するだけで一日終わるわ)。たしかに、家のインテリアを考えるとき、夢のリビングを!なんていって、こういうイメージで、大きい革のソファーを買って、みたいなイメージが頭に固定してしまってる人も多いかもしれない。
そこで、Abigailさんが例にあげたのが、最初の写真のお宅。これは、男性一人住まいの1LDKのアパート(2階建てだとか)。一部屋が、写真のLDK,あと別の階でしょうか、寝室とバスルームがあるようです。
パリの小さいアパート。パリのアパートはたいがい小さい。でも、こんなに素敵なら、小さくて何が悪い?キッチンとバスルームの黒いタイルは、特にシンクや蛇口に金色を選ぶと本当に綺麗。小さい場所では、見た人が小ささに目が行くのではなく、素敵だなということに目が行くようにすることが大事。それにはレイヤーをかさねて、視点が一か所にとどまらないように焦点をたくさん作り、この場所にずっといたい、と感じるようにすることが必要。
いや~このアパートはカッコいいわ。壁の色と質感の組み合わせは、もうすごいね。狭いのに、ソファの横に何だかばかでかいアートみたなのが場所を占めていて、無駄なようだけど、ソファーが外に向いていて、ほんと、いつまでも居たいような場所に。
丸いテーブル…いいわ~
あと、キッチンのまるいガラスの電球。このデザインは、うちにもあるし、日本にもよくある!でも2個をこうやって高さを変えて複数つるすだけで、めちゃかっこいい。奥の鏡にうつって、さらに、まさに「焦点が増える」。
この部屋のほかの写真は以下でみられます。(このサイトがオリジナルかわからないけど、このサイトのタイトルも、「小さいアパートはこじんまりとミニマムなものでまとめないといけない、なんていうことと全く反対をやっているデザイナー・Corradoさんのちっちゃい部屋」となっている。
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今日のサイト:
オリジナルサイト Original Site:アビゲイル・アハーン のブログ http://abigailahern.wordpress.com/
ほんと、格好いいですね〜。ソファーがど真ん中で、窓枠が赤、クッションの色も素敵で、正面の壁は、ミラーシートの様なリフレクトする材質を壁紙の様に使っているのでしょうかね?左側の壁に鹿の剥製?、西洋人は好きですね〜。やはり元は、狩猟民族だからでしょうかね〜?笑。小さい事は、いい事だ〜!狭さを言い訳にしてた自分が恥ずかしい〜です。頑張ろう!